前回の記事では、40万円を使うのではなく、毎月約1,000円を生み出す仕組みに変えるという考え方を紹介しました。
では、その仕組みはどのようなルールで運営するのでしょうか。
今回は、私が採用している非常にシンプルな運用ルールを紹介します。
覚える数字は2つだけです。
3.3%
33%
この2つです。
なぜルールが必要なのか
資産運用で最も難しいのは、銘柄選びではありません。
感情の管理です。
相場が好調なときは、
「もっと使っても大丈夫だろう」
と思います。
逆に暴落すると、
「全部売ってしまおう」
と思います。
しかし長期運用では、その場の感情で判断することが最大のリスクになります。
だから私は最初からルールを決めています。
未来を予測するのではなく、
未来に対応できる仕組みを作る。
それが家族年金機構の考え方です。
ルール① 現在評価額の3.3%を取り崩す
最初のルールは単純です。
資産の現在評価額の3.3%だけを受け取ります。
例えば評価額が400万円なら、
年間約13万円。
月にすると約1万円です。
評価額が増えれば受取額も増えます。
評価額が減れば受取額も減ります。
生活に合わせて取り崩すのではなく、
資産の状態に合わせて取り崩す。
それが基本です。
ルール② 年初評価額から33%下落したら一旦休む
もう一つのルールがあります。
毎年の始まりに評価額を確認します。
そして、その年の評価額から33%以上下落した場合は取り崩しを停止します。
例えば年初の評価額が500万円なら、
500万円 × 67%
=335万円
評価額が335万円を下回った場合は、その年の取り崩しを停止します。
世界株式は長期的には成長してきましたが、その途中では大きな暴落も経験しています。
そのような局面で無理に取り崩しを続けると、将来の回復力を失う可能性があります。
そこで、
大きく下がった時は休む。
翌年に再確認する。
非常に単純な安全装置です。
なぜ3.3%と33%なのか
3.3%は取り崩し過ぎないための数字です。
33%は暴落時に資産を守るための数字です。
私は将来の株価を予測できません。
しかし、
・取り崩し過ぎないこと
・暴落時に休むこと
は自分で決められます。
つまり、
未来を当てるためのルールではなく、
未来に耐えるためのルールです。
このモデルが目指しているもの
400万円モデルを例にすると、
開始時は月約1万円の生活支援インフラです。
金額だけ見ると小さいかもしれません。
しかし重要なのは、
資産そのものではなく、
資産が収入を生む仕組みです。
仮に25年間受け取り続けたとしても、
資産が残り続ける可能性があります。
さらに次の世代へ引き継げる可能性もあります。
親から子へ。
子から孫へ。
現金ではなく、
仕組みを受け継ぐ。
それが家族年金機構という考え方です。
まとめ
私が採用しているルールはシンプルです。
・現在評価額の3.3%を取り崩す
・年初評価額から33%下落したら一旦休む
・翌年に再確認する
覚える数字は、
3.3%
33%
だけです。
40万円でも、
400万円でも、
4,000万円でも、
同じ考え方で運用できます。
規模が変わっても仕組みは変わりません。
だから再現性があります。
家族年金機構とは、難しい投資手法ではありません。
誰でも理解できるルールを、
誰でも実行できる形にしたものです。
そして、その単純さこそが最大の強みだと考えています。
シリーズ案内
④ 3.3%と33%のルール(本記事)
次回
子供に教える資本所得の体験|40万円教育モデル
お金は「使うもの」だけではありません。
「働くもの」でもあります。
40万円モデルが持つ本当の価値は、毎月約1,000円ではなく、その体験そのものにあります。
次回は、なぜ私は40万円という小さな金額に教育的価値を見出しているのかを整理していきます。